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インターンシップはなぜしたほうがいいの?

投稿日:2015年9月5日 カテゴリ:学生向け

最近、少し涼しくなってきましたね。

 

夏休みももう少しだと思いますが、

インターンシップについて書いてみます。

 

みなさんサマーインターンシップに参加しましたか?しますか?

参加するとしたら、または参加しないとしたら、

その理由はなんでしょうか?

 


インターンシップの本来の意味は『就業体験』
 

 

「インターン」や「インターンシップ」という言葉が

すでに日本語として馴染んでいるので、

本来の意味を考えることはあまりないかもしれませんが、

インターンシップの本来の意味は『就業体験』です。

 

学生が一定期間、組織の中で研修生として働き、

将来の職としてどうなのか?ということを

確認するための制度でした。

 

ところが採用の解禁が10月から12月へ、そして3月へと

後ろ倒しになるにつれ、早期から学生と接触し、囲い込みたい企業が

インターンシップを隠れ蓑に会社説明会のようなことを始めました。

 

日本では既定の期間以外で採用活動を行うことは

倫理憲章で禁止されているので大っぴらには言えないのですが、

現在では主流になっている1Dayインターンなんかのほとんどは

会社説明会のようなものだろうと思います。

 

つまり、『就業体験』が『就職活動』にもなっているということです。

 


学生がインターンシップに参加する理由
 

 

その状況を踏まえて、学生がインターンシップに

参加するメリットを考えると、こんなものがあげられます。

 

【インターンシップに参加するメリット】

①選考に有利になる

②就業体験ができる

③単位が得られる

④自己PRのネタ作り

⑤視野を広げて成長できる

 

逆に参加するデメリットをあげるとこんなものでしょうか

 

【インターンシップに参加するデメリット】

①時間が費やされる

②遠方のインターンだと交通費、または宿泊費がかかる

 

メリットとデメリットを見比べてどうですか?

これだけでも、インターンシップには参加するべきだと

結論付けても良さそうなものですが、

せっかくなので、もう少し踏み込んで考えてみます。

 


就活がスタートしたら、インターンの価値がとてもよくわかる
 

 

2016年卒のタイミングから就活の解禁が三回生の3月になりました。

3月1日になると就職ナビでエントリーができるようになるだけではなく、

各就職ナビの運営会社が一斉に合同説明会を始めました。

3月1日から一週間は毎日どこかで合説がありました。

 

合説ではどんな話が聞けるでしょうか?

会社の簡単な説明をしてくれるところが多いのですが、

多くの場合、単独企業説明会の案内を受ける事になります。

 

合説に行っただけでは選考は何も進まないので、

当然の流れとして就活生は単独企業説明会に申込みを入れていきます。

 

単独企業説明会に行き始めると急に忙しくなります。

それは、ここで履歴書やエントリーシートの提出が出てくるので、

自己分析や企業研究がしっかりできていないと、

文章を書くことにかなり時間を要してしまうからです。

 

そうこうしているうちに選考会がスタートします。

いままでスケジュール帳に説明会の予定しかなかったところに、

それぞれの選考会が載ってくるのです。

 

いよいよスケジュールがうまっていきます。

もはやどこの会社でどんな説明を受けたのか混乱する事態も起こり始めます。

 

とても忙しいので新たな企業へのエントリーをストップして、

すでに予約を入れている企業に専念し始めます。

 

もうこれくらい忙しいと大切なことができなくなります。

それが自己分析と企業研究なのです。

 

就活が解禁され忙しくなるまで

自己分析と企業研究の価値をリアルに知ることが難しく、

またどこまでやったらいいのかもわかりません。

そして解禁後、自己分析と企業研究の価値に気付いても

忙しくてなかなか時間が取れなくなってしまい、

中途半端になってしまいます。

 

インターンシップは就活解禁前に自己分析と企業研究を

自然と進めることができる貴重な体験になります。

 


インターンシップの選び方
 

 

インターンシップの中には、実際の仕事が体験できるものがあります。

その体験によって、企業研究や業界研究が進みます。

実際に体験する事により、自分がどんなことをしている時に喜ぶのか、

力を発揮できるのかという自己分析も進みます。

 

自己分析や企業研究に

頭の中だけではなく、実体験からの情報も加わるのです。

この価値はとても大きいです。

入社して3年以内に転職する人が多い理由の一つ

仕事を体験したことのない学生が頭の中でだけで考え、

就活をしていることが多く、働いてみて初めて自分を知る

ということがよくあるからだと思っています。

 

もちろんインターンシップで就職してからの実際の仕事そのものを

体験できるというケースはそう多くはないですが、

何もしていないのと比べると情報量は大きく違います。

 

そのため、インターンシップを選ぶ基準の一つとして、

本来の目的である『就業体験』ができるかどうか

という観点をもつことをオススメします。

 

自分の行きたい会社のインターンシップに参加して、

自分を売り込み、選考に有利になることを目的にすることも、

もちろん良いと思います。

 

でも、この時期だからこそ

自分がいままでよく知らなかった業界や仕事の就業体験にも目を向け

自己分析、企業研究を進められる夏にしてもらえたらと思います。