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会社のことを学生に伝える強力なツール(1/2)

投稿日:2015年12月24日 カテゴリ:企業向け

会社のことを学生に伝える強力なツール(1/2)

 

 

会社に知名度やブランドがあると、

何も伝えなくても、学生が自社を調べてくれたり、

あまり情報がなかったとしても説明会を熱心に

聞いてくれたりするものです。

 

 

しかし、それは学生側に聞く理由があるからで、

ボールをどこに投げても、死ぬ気でキャッチしようと

してくれるからなのです。

 

 

では、知名度やブランドがない企業はどうしたらいいでしょうか?

学生が何かのきっかけで聞く気になるのを待つのも一つです。

 

 

しかし、それではあまりにも主導権が無さすぎるので、

学生側に、聞く理由を作る方法にふれることにします。

 

 


『伝える』と『伝わる』には大きな違いがある
 

 

 

まず一にも二にも学生の気持ちになって考えることが先決です。

 

 

学生に何かを伝えたいと思ったときに、

『伝える』という行動を取るかどうかは、

自分で選択できるものです。

 

 

しかし『伝える』という行動の結果、

学生が『受け取る』のか『受け取らない』のかは

学生が選択するもので、自分にはどうすることもできません。

 

 

学生が『受け取る』という選択をすると、

自分の投げたボールをキャッチしようとしてくれる体勢になり、

『伝わる』という状態になりやすくなります。

 

 

つまり、

『伝える』だけではなく

『伝わる』を意識しなければならないということです。

 

 


伝える側が超えなければならない『二つの壁』
 

 

 

『伝わる』という状態を作るために、

『伝える』側が超えなければならない大きな二つの壁があります。

 

一つ目の壁を知覚の壁

二つ目の壁を感情の壁

 

と言います。

 

 

知覚の壁というのは、

言い方を変えると頭の壁です。

要は、理解できるかどうかという壁です。

 

 

人は自分の持っている常識を

相手も持っているはずと考えてしまい、

 

「これくらいわかるだろう」

 

と説明を省略してしまったり、

学生があまり耳にすることない言葉を

使ってしまうことがあります。

 

 

知覚の壁を超えるためには、

普段自分が当たり前のように使っている言葉よりも、

伝わってほしい相手が理解しやすい言葉を選ぶことが

求められるのです。

 

 

 

感情の壁というのは、

言い方を変えると心の壁です。

要は、聞きたいと思うかどうかという壁です。

 

 

この壁を超えるのがとても困難なのです。

 

 

会社のことを伝えるということは、

物事を教えるティーチングにあたります。

 

 

ティーチングは3つの条件が揃えば、

強力に相手に影響を与えることができますが、

3つのうち1つでも欠けると

全く効果を与えられないという危うさを持っています。

 

 

3つの条件とは、

1.相手が教えて欲しい内容か?

2.相手が教えて欲しいタイミングか?

3.その内容を私から教えて欲しいと思っているか?

です。

 

 

知名度やブランドのある企業が、

会社の説明をすると、この3つの条件がバチッ!と

はまるので伝わりやすいのです。

 

 

そうでない状況でも感情の壁を超える方法はあります。

 

 

(2/2)に続く