仕事図鑑は岡山にある会社をインタビューし、これから就職を考える学生、社会人に仕事の魅力を届ける情報サイトです。知らない会社、仕事が見つかるだけではなく、知っている会社、仕事にも新たな発見があるサイトです。

ブログ

就活で苦労しなかった人の話

投稿日:2015年9月30日 カテゴリ:学生向け

就活で苦労しなかった人の話

 

就活の苦労話は良く耳にすると思います。

就活で苦労しなかった人の話を聞いても、

自分とは条件が違うから参考にならない。

 

そう思うかもしれませんが、

・偏差値43の私立大学文系

・にも関わらず志望はシステムエンジニア

・資格は普通自動車免許のみ

・コネや推薦は一切なし

・SPIなどの筆記対策にあてた時間はゼロ

・就活氷河期と呼ばれていた時代の話

 

というお世辞にも良いとは言えない条件

の男性が就活で苦労しなかった理由の話です。

 

少し興味ひかれた方は

どうぞ最後までお付き合いください。

 


恥ずかしくなるような幼稚な夢
 

 

この男性、

便宜上Cさんとします。

 

Cさんは大学の情報基礎の時間に

初めてExcelと出会いました。

見た瞬間枠がたくさん並んでいて、

「なんだこれ?」

という反応。

 

先生に言われるがまま

セルに文字を入力していき、

式を入力して、

そのセルを下に引っ張ったとき

 

「すげぇっ!」

 

表計算に初めてであったCさんは

なんとも初々しい反応をして、

ITに心奪われたのでした。

 

Cさんも3年生になり

周りが就活にザワつき始めました。

 

その頃もなおITにご執心だったCさんは

夢もすでに決まっていました。

 

「ユビキタスの世界を実現したい

近未来の夢のような世界を作る

プログラマーの一人になりたい

そして街を歩きながら未来の息子に

こう言いたい

『これ父ちゃんがつくったんだぞ』」

 

純粋にそう思っていたCさんは

当時話題になっていたユビキタスの

世界を作っていきそうな大手のIT企業

中心に就活を始めたのです。

 


明暗くっきり
 

 

Cさんの就活の状況はとても

わかりやすいものでした。

 

Cさんは筆記の対策を一切しなかったのです。

 

その理由を彼はこう語っています。

「筆記なんかで判断する会社なんかに興味はない」

 

きっと本心では勉強が面倒だった

というのもあるとは思いますが、

Cさんははっきりとした性格だったので、

筆記対策には一切時間をさかなかったのです。

 

その結果、

エントリーした会社の5割は

筆記で落ちたのだそうです。

 

大手なので筆記のない会社は

なかったのですが、

もう5割が落ちなかったのは

筆記よりも先に面接があったからだ

と彼は分析しています。

 


面接って誰に対しての面接?
 

 

Cさんは面接にめっぽう強かったのです。

どうして面接に強かったのか?

Cさんの面接風景は少し特殊でした。

 

面接ってどんな状況を想像しますか?

 

面接官から質問を受けて、

その質問に対して求められているであろう

答えを返すゲームでしょうか?

 

面接にそういうイメージを持たれる

人もいるのではないかと思いますが

Cさんの面接風景はそれとは違いました。

 

Cさんは面接官に質問をするのです。

 

「僕はユビキタスの世界を創り上げるために

人生をかけたいんです!

御社で僕の夢は実現できますか?」

 

もちろんその質問に対して、

どうしてそれがしたいのか?

なぜCくんでなければならないのか?

そのために準備していることはあるのか?

 

など面接官からも質問を受けるのですが、

それは面接ゲームではなく、

企業の求める未来と、

Cさんの求める未来の

すり合わせという時間だったのです。

 

Cさんは本気で自分の夢を

考えていたから

どんな質問も自分ごとです。

だから言葉一つ一つに想いが乗ります。

 

その想いと本気さに

人は心を動かされ、

こいつと一緒に働けたら面白そうだ

と思っていただけたのです。

 


Cさんの現在
 

 

Cさんは自分の夢を実現できるステージを

自らの足で探し回り、実現できるステージに

身を置くことができました。

 

ところが彼は3年間で

その会社を転職してしまったのです。

 

そしてCさんは現在

岡山の地でこのブログを書いているようです。

 

清田Cさんがどうして転職することに

なったかはまた他のタイミングでお話します。

 

最後まで茶番にお付き合いいただき

ありがとうございました。